キリム(kilim)はトルコ語で、平織りの技法の織物という意味です。
もとは中央アジアから西アジアにかけての草原・乾燥地帯で牧畜を営む遊牧民が、おもに自分の家で使うために織った敷物などの生活用具で、部族や地域ごとに祖母から母、娘へと受け継がれた伝統的な技法や模様にその特徴があります。
本展では、個人コレクションより、主にトルコ(アナトリア)のオールドキリムを中心に、チュワル(キリムを袋状にして穀物などを貯蔵するもの)ヘイべ(キリムをラクダやロバの背にかけて両端を収納袋にしたもの)や手紡ぎ道具などを合わせて、約80点展示し、伝統織物であるキリムの魅力を紹介します。
【会期】 10月17日(土)~12月13日(日)
【場所】 姫路市書写の里・美術工芸館
【開館時間】 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
【休館日】 月曜日(祝日を除く)、11月4日(水)、11月24日(火)
【入館料】 一般/300円 大学・高校生/200円 中学・小学生/50円 ※20名以上の場合は2割引