入江泰吉が戦後、奈良大和路の写真家として無からの出発を果たした地が、幼少期を過ごした思い出深い東大寺でした。
ふと立ち寄った古本屋で亀井勝一郎の「大和古寺風物詩」と出会い、ふるさとの古寺遍歴を思い出します。
戦後の荒廃した中で古寺遍歴を続けていたある日、東大寺三月堂で疎開先から帰ってくる白布に包まれた仏像を目にし、また、そのときに耳にした「戦利品として仏像が持ち去られる」という噂は、入江泰吉に「カメラマンとして写真に記録しておこう」と決意させ、その後ライフワークを決定ずけるものとなりました。
この展覧会では、戦後間もないころの作品から晩年にいたるまでの作品や資料など約50点を展示し、入江泰吉の写した東大寺を紹介します。興味のある方は是非どうぞ。
期間 平成25年4月12日12日(金)~5月26日(日)
会場 姫路市書写の里・美術工芸館
休館日 毎週月曜日、5月7日(火)
4/27(土)~5/6(月)の期間中は開館
開館時間 午前10時~午後5時
入館料 一般300円、大学・高校生200円、中学・小学生50円
会場 姫路市書写の里・美術工芸館
休館日 毎週月曜日、5月7日(火)
4/27(土)~5/6(月)の期間中は開館
開館時間 午前10時~午後5時
入館料 一般300円、大学・高校生200円、中学・小学生50円