3月6日、このタイトルのポスターを見て行こうと思っていたので行ってきました。
当日、まず会場に入った瞬間に僕はある物を目にしました。
「この会場内写真撮影OKです」と書かれた立て札。
普通、美術館などは撮影禁止なので写真は撮れるのかな?と思っていた私はこれを見た瞬間。
撮影した人や、主催者の人の
「思い」みたいなものを感じれました。
そして、この時点で今日ここに来て良かった。と思いました。
そんな中、一枚の写真が私の目に留まります。
それは何処かの学校の卒業証書を入れた、黒い筒を写した一枚の写真。
…この卒業証書をこの日、手にした方は「今、どうなっているんだろう?」
この時の為に、この日の為に、何年間も電車に揺られ、時には疲れた体に鞭を打ち、自らが望んだ未来の為に。
頑張ってきたはずなんです。
恐らく、これからだったと思います。
この卒業証書をこの日、受け取った方の何年間にもわたる、努力と時間の先の幸せは。
そんな事を考えていたら…思わず、目頭が熱くなりました。
他にも何かを感じとれるような写真、そこにいる人たちの写真がいっぱいありました。
そして会場を後にした時、私はこう思いました。
若い人たちこそ逆に。今、こういう所に行っておいた方がいいと思います。
こういう体験を間近で感じる事ができる。というのは体験しようとして出来る事ではないからです。
もしかしたら人生で一回あるかないかかも知れません。
命に繋がれる時間なんですから。
そして、何かを感じる事ができたなら、恐らく十年後の人生観変わると思います。
「開催期限」
平成24年(2012年)3月1日(木)~3月25日(日)
午前10時~午後5時 (入館は4時30分まで)
※休館日 月曜日、3月21日(3月20日(祝)は開館)
「会場」
姫路文学館 特別展示室 (北館2階)
「所在地」
〒670-0021
姫路市山野井町84番地
「電話番号」
079-293-8228
「観覧料」
無料
「監修」
広田泉(鉄道写真家)