今もなお、日本人の心を揺さぶる忠臣蔵の物語。
今回はその一舞台、赤穂城をご紹介します。
現在は二層の隅櫓を残すのみですが、
かつて浅野長直が慶安元年(1648年)から十三年の歳月を費やして築いた城は、
変形輪郭式の海岸平城という珍しい構造をしています。
当初は五層天守が建てられる予定であったため、
本の丸の天守台はとても大きく作られています。
天守台に登ると本の丸・二の丸・三の丸と城の中核部が一望に見渡せます。
本の丸は櫓門の本の丸門、厩口門が復元されていて、
本の丸御殿が平面的に復元され、当時の御殿の間取りが確認出来ます。
現在、本の丸以外に二の丸・三の丸一帯が発掘調査が行われていて、
随時復元・整備が行われるとのことです。
三の丸の、大手門・隅櫓が現在復元工事中で、大手櫓門も復元される予定です。
また、同敷地内には、大石内蔵助をはじめ、四十七士らを祀った大石神社、
国指定史跡の大石邸長屋門や庭園、
義士宝物殿では義士ゆかりの武具・書画を展示しています。
日本の冬の風物詩とも言える忠臣蔵の物語。
お城に足を運べば、また新たな感動があるかもしれません。
お城へのアクセス
鉄 道: JR赤穂線播州赤穂駅~バスor 徒歩約10分
車 : 山陽道赤穂IC~国道250号線~県道229号線
駐車場: 大手門近くに無料駐車場(50台程度)